2009年、TBHR、最初のリリースはDVD 2枚組約240分のフルボリュームで豪華ブックレット付き!
昨年秋に敢行された”AUTUMN BRIGHTNESS TOUR ’08″の全貌が2枚組DVDに!
・DISC 1
仙台から宮崎までのツアー全行程を収録。MCのILL-BOSSTINOとDJ DYEが試行錯誤を繰り返しながら修正に修正を重ね、1MC1DJでの2時間のライブ、というアートの理想の領域へと近づこうとしていく姿、そしてオープニングアクトとして全日程に参加したNORTH SMOKE INGと名乗る札幌の若きMC達、専属PA、ツアーマネージャー、更に各街の同士達との人間関係が映し出されていく。長い、過酷なツアーに伴い、ゆっくりと混ざりあっていく面々、そして決して混ざる事のない部分。何よりもその日、その夜、その街のオーディエンスのために生きている、そうはっきり言える毎日が、秋の成熟と共に繰り返されていく。満員の街、40人も入らなかった街、盛り上がった街、静かに聴き入っていた街、THA BLUE HERBの意志とは別に、現実のライブは過ぎ、流れ、そして終わっていく。徐々に蓄積されていく疲労や挫折感、そしてそれを少しだけ上回る達成感。探し続けるがなかなか見つからない、送り手と受け手が、完璧に、共感を、熱狂的に共有する「秋の輝き」。そして終わりがないかに見えていた道のりの、はるか地平の向こう側にやがてぼんやりと見えてくる1つのキーワード。すなわちツアーファイナル。16カ所を終え、最後にそびえる巨大なヤマ、リキッドルームを残した時点でDISC1は終わる。
加えて、監督・森田貴宏の編集が、今まで表に出ることが多くなかったTHA BLUE HERBの人間性の深部まで踏み込み、オフショットも含め彼等の間に常に流れていた空気感をリアルに映し出している。ステージ上でのストイックな姿と対照的なオフの「笑い」。THA BLUE HERBを語る上で決して切り離せないこの陰と陽の2面性を、THA BLUE HERB自身もいよいよカメラの前でさらけ出し、森田貴宏も画面上にさらけ出す。両者の信頼関係がなし得た編集だ。
・DISC2 ツアーファイナル、東京リキッドルームでのライブを収録。これはDISC1とは一転異なり編集のギミックを一切排除したLIVEそのものの再現。映っているのは、最早THA BLUE HERBとオーディエンスだけ。この先はない、どん詰まりの一夜。16回続けてきたライブセットの進化が、真価が問われる最後の大立ち回り。2時間のヤマを超えた、その夜の、そしてツアーの最後、鳴り止まないオーディエンスの拍手が、明るくなったリキッドルームに響く。ずっと探していた「秋の輝き」は手に入ったのか?その輝きの明るさとはどれほどのものか?
内容(「Oricon」データベースより)
ヒップホップの精神性を堅持しながらも、楽曲においては多種多様な音楽要素を取り入れ、同時にあらゆるジャンルのアーティストと交流を持つTHA BLUE HERB。彼らが昨年秋に敢行した“AUTUMN BRIGHTNESS TOUR’08”の全貌を収録。DISC1は北は青森から南は鹿児島までの全行程密着、DISC2はファイナル、リキッドルームでの一夜を収録。
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