2001年、北海道、旭川市自宅の車庫での録音からスタートし、現在は全国に活動の場を広げたHIP HOPグループ “CIAZOO” の立ち上げメンバーの一人 (TONO SAPIENSとhi-defで結成された)、”hi-def” による初のSOLO ALBUM。今まで恵比寿リキッドルーム (KAIKOO)、渋谷ASIA (RAMB CAMPのリリパ)、代官山UNITなどの大箱から、中野heavy sick、池袋BEDなどの、フッド感溢れる現場での活動の他、ボーリング場、笹塚ボールで行われるPARTY、”BEHIND THE 8BALL” のオーガナイズなど、東京の夜を、その特異かつ野蛮な未来型バウンスで騒がせ続けるCIAZOO。
しかしこのアルバムはその裏側、生活との両立の為に行う過ち、裏切り、本人は罪の意識を感じる事なくエスカレートしていく犯罪、堕落、失敗の後始末、それでもどうしてRAPなんか続けられたのか?具体的に語られなかった “闇”、大げさに言うと社会の裏側 (NOIR) を再現するDISK (DISC) なので、”DISKNOIR” と名づけられた。一番近くにリリースされる作品は、全国で活動するうちに出来た盟友達、レペゼン福岡天神 “RAMB CAMP” と信州 松本の奇才、MC、トラックメイカーの “MASS-HOLE” を擁する “MEDULLA” 達と結成された “イングロリアス
バスターズ” のEPが、12月発売予定。結成発表後、twitterで話題になったため、マイスペースニュースにもあげられた。
MC兼トラックメイカー。CIAZOOの数少ないオリジナルメンバーの一人。
北海道札幌市の高校を退学になり、地元である北海道旭川市の高校に転入。その時に現在もCIAZOOのMCとして共に活動するTONOと出会い活動開始。
高校卒業後、単身上京。札幌に移住したTONOとは別々に活動し始め、それぞれスキルを磨き、現在もCIAZOOで活動しているエージェント達と出会う。制作はたまに合流して行っていた。
2002年に最初の音源「RHYME44」を制作したが、2007年リリースした未発表音源集「LOST TAPES Vol.1」と、DJ BAKUのMIX CD 「JAPADAPTA」に収録されるまで身内以外公表されなかった。
2004年にDEMO CDRをリリース。それまで呼び名の無かった自分達をCIAと名乗るようになる。diskunion 新宿店など限られた場所で販売し300枚完売。
2006年にCIA名義で1st 12inch single 「ONE DUB EP」をリリース。500枚完売。
2007年、先述の未発表音源集「LOST TAPES Vol.1」をリリース。ラッツパック・レコードから初めての全国流通。
同年、DJ、トラックメイカーであるBUSHMINDのエイベックスからリリースされた1st album 「Bright in town」 に参加、その後意気投合し、利害の一致したBUSHMINDが加入。沢山の出会いがあり、エージェントが大幅に増員したので、組織名を「CIAZOO」と改める。
2008年、CIAZOO名義で初の1st album「THE LOGIC WORK ORANGE」をウルトラヴァ
イヴ流通でリリース。BOUNCE誌、TOWER ONLINEのジャパニーズヒップホップ年間ベストディスクの一枚に選ばれる。
2009年、盟友、TONOの1st album 「TONO SAPIENS」をウルトラヴァイヴ流通でリリース。ラップ、トラック、ジャケットのアートワークで参加。
以前から共に活動してきたMEDULLAの12inch SINGLE 「Soundpolice VS Technopolis.ep 」でRAMB CAMPと共に合作、参加。OLIVE OIL によるリミックスが収録された。
その後POP GROUPからリリースされたDJ SKYFISH 「RAW PRICE MUSIC」、LUVRAW & BTB 「ヨコハマ・シティ・ブリーズ」などにTONOと共にラップでフィーチャーされる。
現在も意気投合したRAMB CAMP、MEDULLAと共に新しいクルー、イングロリアス・バスターズを結成。EPが完成。12月に発売予定。
これまでにSOLOの作品は極めて少なく、殆ど録音されていない曲ばかりであったが、遂に2010年、長年の沈黙?を破り1st albumが完成した。
これまでの、決して平淡では無かった道のり、それでも何故ここまでラップを続けることが出来たのか?それらを全て詰め込んだノンフィクション、文字通り「DISK」による「NOIR」である。