コチラは予約受付商品となる為、発送日は発売日2011.12.22の前後となります。
世界中にばら撒かれたボアダムスの種子が、現代のNYでギャング・ギャング・ダンスのようなポスト・ワールド・ミュージック以降のアート・ロックを開花させたように、2011年の日本でスキルキルスとして結実した。
飽くなき実験と冒険をくり返すアヴァン・ヒップホップ・レーベル〈BLACK SMOKER〉が、オルタナ・ロック・バンドとディールを交わしデビューさせることに驚きはしないが、しかし、このリリースはレーベルとしての新たな挑戦であることは間違いない。スキルキルスを最初に聴いて真っ先に連想したのは、ギャング・オブ・フォーの『エンターテイメント!』だった。トライバルなドラミング、ファンキーにうねるべース、スタッカートの効いたヴォーカル、それらにはポスト・パンク的な鋭さがあり、多様なリズムへのアプローチやフリーキーなキーボーディストのプレイからはポスト・ワールド・ミュージック的な感性を感じることができる。スキルキルスの音楽は、ポスト・パンク、アヴァンギャルド、ガレージ・ロック、ヒップホップの混合物としてのダンス・ロックである。世界中に
ばら撒かれたボアダムスの種子が、現代のNYでギャング・ギャング・ダンスのようなポスト・ワールド・ミュージック以降のアート・ロックを開花させたように、2011年の日本でスキルキルスとして結実した。そう表現することもできるだろう。平均年齢20代後半。スキルキルスの6曲入りのデビュー・アルバムの音には余裕があり、さらなる実験を試みるための余白も十分にある。これはほんの始まりに過ぎない。(二木 信)
skillkills(スキルキルス)
アヴァン・ヒップホップ・レーベル〈BLACK SMOKER〉が世に送り出す注目のオルタナティヴ・ロック・バンド。前身バンド、GeGeGeGeQuartet解散後一年間地下に篭り、2011年1月29日から活動を開始する。スグルスキル(bass)、リズムキルス(drums)、マナブスギル(Vo,Gt)、ヒカルレンズ(key)の4人編成。ポスト・パンク、アヴァンギャルド、ガレージ・ロック、ヒップホップを呑みこんだ、踊れるようで踊れない、踊れないようで踊れるプリミティヴなサウンドを展開する。リズムキルスは現在、元ナンバーガールのベーシスト、中尾憲太郎が結成したクリプトシティのドラマーとしても活動中。デビュー・アルバム『skillkills』を2011年12月〈BLACK SMOKER RECORDS〉から発表する。